ー屋根修理に欠かせないコーキングについて|施工手順と注意事項を解説ー
- 2024.03.29
コーキングは、部分的な屋根修理や、雨漏りを一時的に防ぐための補修に使用されます。
しかし、コーキング作業を行う具体的な手順や種類など、あまり知らないという方も多いのではないでしょうか。
間違った使い方をすると、屋根修理や雨漏りを補修するどころか、悪化させてしまう場合もあるため、正しい知識を頭に入れておく必要があります。
そこで今回は、コーキングの使用方法と、使用する際に注意すべき点を、詳しく説明していきます。
屋根修理に使用されるコーキングとは?
屋根に使われる素材には、主にスレートや瓦、トタンなどがあります。
どの屋根材でも、時間が経つにつれ自然と劣化していくことは、防ぎようのない事実です。
屋根の劣化によって、屋根材が割れてしまったり、剥がれてしまったりすると、結果的に雨漏りの原因になりかねません。
このような屋根の劣化や雨漏りを解決するために使われるのが「コーキング」です。
コーキングは、主に樹脂で作られ、シリコンやウレタンなどの異なるタイプがあります。
割れた部分などにコーキング剤を塗ると、空気に触れて固まり、屋根修理ができます。
コーキングの使用方法
屋根修理の作業で頻繁に使用される、コーキングの具体的な使用方法を解説していきます。
コーキング剤は、乾燥すると弾力性を持つ物質に変化する、特殊な液体です。
そのため、使用する際には液体が垂れないように注意が必要なのですが、そこで活躍するのが「ガン」と呼ばれる道具です。
このガンを用いることで、液状のコーキング剤を補修箇所へ的確に充填できます。
充填後は、しっかりと乾燥させて、補修箇所が塞ったか確認しましょう。
コーキングの多様性とその種類
屋根修理に用いられるコーキングには、大きく分けて1液型と2液型があります。
ここでは、種類ごとの特性をご紹介していきます。
使用目的に応じて、適切な種類を選びましょう。
・1液型
1液型のコーキング剤は、そのままでも手軽に使用できる特徴があります。
ホームセンターなどでも購入が可能で、空気中の水分によって自然と表面から硬化していくため、一般の方でも簡単に補修作業ができます。
・2液型
2液型コーキング剤は、主剤となるベースに加えて硬化剤が必要です。
1液型とは違い、業者でなければ配合が難しく、手軽には扱えません。
しかし、2液型のコーキング剤は大量に使用することが可能なため、広範囲の屋根修理や大掛かりな補修作業に適しています。
また、硬化速度を調整できるメリットもあり、一般的な戸建てから、マンションやビルまで、多くの現場で使用されています。
コーキングの下塗りに欠かせないプライマーの効果と使用方法
コーキング剤の補修作業においては、プライマーの使用が非常に重要となります。
プライマーとは、表面に接着する塗料や接着剤の密着性を上げるために塗布される、下塗り塗料のことです。
塗装前の下地処理として外壁や屋根に塗られ、次に塗布される塗料などがしっかりと固定できるようにします。
プライマーの塗布は、先ほどご紹介したコーキング剤の種類に関わらず、屋根のひび割れた箇所などに下地処理として必要とされる処理です。
プライマーを塗布することにより、コーキング剤がより密着しやすくなり、施工後の耐久性が向上します。
コーキング使用時の注意点2つ
屋根修理に必要不可欠であるコーキングですが、使用するにあたって考慮すべきポイントがいくつかあります。
ここでは、コーキングを使用する際に、気をつけるべき2つの注意点を解説します。
1.再施工が必要
2.誤ったコーキング剤を選ぶと逆効果
1.再施工が必要
コーキングは屋根だけでなく、外壁の補修にも頻繁に用いられる施工方法ですが、一度補修したからといって油断はできません。
コーキング剤も時間が経つにつれて劣化し、ひび割れが生じるリスクがあります。
コーキングの一般的な耐用年数は約10年とされており、ひび割れなどの劣化が起こってしまったら、再度補修が必要です。
劣化を見逃してしまわないよう、補修箇所も気にかけるよう注意しましょう。
2.誤ったコーキング剤を選ぶと逆効果
コーキング剤には、さまざまな種類があるため、誤ったものを選ばないよう注意が必要です。
屋根の素材や劣化症状に合わせて適切な種類を選ばないと、屋根修理が不十分で、すぐにひび割れなどが再発するリスクがあります。
一般的に、コーキング剤はホームセンターなどで手軽に購入可能ですが、自宅の屋根に最適なものを選ぶには、専門的な知識が必要です。
自分で簡単な補修を行いたいと考える人もいるかもしれませんが、コーキング剤を選ぶ際には、専門業者の意見を参考にすることを強くおすすめします。
特に、金属製のスレート屋根に使用するコーキング剤の選定には、材料の相性を十分に考慮する必要があり、慎重な判断が求められます。
自宅の屋根に最適なコーキング剤を選ぶ自信がない方や、自分で屋根修理をすることが難しい方は、屋根修理業者への依頼を検討してみてください。
雨漏り発生時の自分でできる応急処置
屋根からの雨漏りを発見した際には、どのような対処をすれば良いのか悩みますよね。
市販で売られているコーキング剤を使用することも一つの手ではありますが、屋根修理が本格的に必要な場合は、DIYでの対処ではリスクがあります。
ひとまず応急処置をしてから、すぐに業者に修理を依頼すると良いでしょう。
ここでは、その応急処置の方法を解説していきます。
・ブルーシートや防水シートを床に敷く
雨漏りが起きた際は、無理に屋根に登らず、まずは屋内の雨漏り対策をしましょう。
床が濡れてしまうと、床材の腐食や劣化を招き、建物の寿命をさらに縮めてしまいます。
また、濡れた床を歩くことで転倒のリスクにもつながります。
そのため、ブルーシートや防水シートで床を覆い、雨漏りによる水が侵食しないようにしましょう。
・バケツで水を受け止める
ブルーシートや防水シートだけでは、水が流れてしまったり、水が落ちたときに跳ねてしまったりするため、バケツなどで水を受け止める必要があります。
バケツに水が溜まって溢れ出ないよう、頻繁に水を捨ててください。
寝るときなどは、大きめのバケツを用意しておくと良いでしょう。
まとめ
この記事では、屋根修理に欠かせないコーキングについて解説してきました。
ホームセンターなどで簡単に手に入れることができるコーキングですが、その使い方や選び方には、細心の注意を払う必要があります。
常に雨風や紫外線に晒されている屋根は、いつ劣化してもおかしくありません。
ひび割れや雨漏りなどを発見した際は、すぐに屋根修理の専門業者に相談すると良いでしょう。
まずは無料で見積りを取って、費用や施工内容を確認し、優良な業者を選んでみてください。
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