• 2024.03.29

雨漏りは、どの家庭でも起こる可能性があります。

突然、天井から雨水が垂れてくることもあるかもしれません。

雨漏りを放置すると、水に濡れた部分から損傷し、結果的に住宅の耐久性を落とすことにつながります。

 

雨漏りを見つけた際は、速やかに屋根修理を専門業者に依頼し、施工費用や住宅へのダメージを最小限に抑えることが重要です。

しかし、雨漏りの屋根修理には、どのくらいの費用がかかるのか不安ですよね。

 

そこでこの記事では、雨漏りの屋根修理にかかる費用の目安や施工日数、また信頼できる修理業者の選び方について解説します。

雨漏りでお困りの方、または修理をご検討中の方は、この記事をぜひお役立てください。

 

雨漏りの屋根修理にかかる費用相場

屋根の雨漏りを修理する際にかかる費用は、1万円から200万円ほどになります。

部分的な補修で済む場合は、それほど多額の費用は必要ありません。

ただし、雨漏りが原因で損傷が拡大し、大規模な屋根修理が必要になると、費用は大幅に上昇します。

以下に、雨漏りの屋根修理にかかる費用相場を記載しました。

 

〈雨漏りの屋根修理にかかる費用相場〉

雨樋の補修：約1万円〜5万円

瓦の補修または交換：約1万円〜15万円

天井の補修：約5万円〜15万円

棟板金または谷樋の交換：約3万円〜20万円

カバー工法による補修：約50万円〜100万円

全体の屋根葺き替え工事：約60万円〜200万円

 

雨漏りの原因は多岐にわたり、修理の種類や修理する範囲の広さに応じて費用が異なります。

また、屋根の塗装が必要な場合や、外壁からの雨漏りである場合も、費用は変動するでしょう。

具体的な費用を確認するには、専門業者から見積もりを取ることをおすすめします。

 

雨漏りの屋根修理にかかる施工期間

雨漏り修理に要する期間は、一般的に2日から1か月程度とされています。

単純な瓦の取り替えや雨樋の補修など、小規模な作業の場合は1日から1週間ほどで完了することがほとんどです。

しかし、屋根全体の葺き替え工事や広範囲にわたる修理が必要な場合には、2週間から1か月の施工期間を必要とします。

 

〈屋根修理にかかる日数目安〉

雨樋の補修：約1日〜3日

瓦の補修または交換：約2日〜5日

天井の補修：約3日〜1週間

棟板金または谷樋の交換：約4日〜9日

カバー工法による補修：約4日〜2週間

全体の屋根葺き替え工事：約2週間〜1か月

 

住宅の立地条件に応じて足場の設置が必要になる場合は、追加で1日分の作業時間が必要です。

修理する箇所によって施工期間が異なるため、具体的な期間を把握したい場合は、修理業者に問い合わせて確認すると良いでしょう。

 

雨漏り修理で失敗しない業者の選び方4選

雨漏りを見つけた際に、どの修理業者に依頼すれば良いか、迷うことも多いのではないでしょうか。

まれに不必要な修理を追加して、必要以上に高額な請求をしてくる悪質な業者もいます。

さらに、手抜き工事によって雨漏りが再発してしまうような事態になれば、支払った費用が無駄になってしまいます。

このようなトラブルを避けるためにも、ここでは優良な雨漏り修理業者の選び方を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

1.雨漏り修理の経験が豊富な業者を選ぶ

ホームページや業者が発信しているブログなどを確認し、雨漏り修理の実績や経験がある業者を選ぶと良いでしょう。

屋根修理の実績が豊富で、施工内容を明確に説明できる業者なら信頼できます。

さらに、さまざまな知識と経験を持つ業者は、雨漏りの根本的な原因を多角的に分析し、確実に解決してくれるでしょう。

 

2.アフターケアが充実している業を選ぶ

屋根修理を終えたあとも、アフターケアがある業者を選ぶことで、より安心できます。

雨漏りを一度修理したからといって、今後二度と再発しないという保証はありません。

修理完了後も、一定期間は何かあった際に無料で相談に乗ってくれる業者であれば、安心です。

 

3.雨漏り診断士の資格を持っている業者へ依頼する

雨漏りの屋根修理を行う際、雨漏り診断士の資格を有する業者に依頼することも、一つの良い方法です。

雨漏り診断士は、NPO法人雨漏り診断士協会によって認定された民間の資格者を指します。

現代の住宅は昔に比べて建築が複雑化しており、雨漏りの原因を突き止めることが一層困難になっています。

そうした複雑な建物のなかから雨漏りの原因を調査し、特定できるのが雨漏り診断士です。

このような資格を持つ業者に依頼することで、より安心できるといえます。

 

4.地元に密着した修理業者を選ぶ

大規模な企業だと、すでに進行中の案件が多数あるため、相談から修理完了まで時間がかかることや、柔軟な対応に欠けることがあります。

地元に密着した屋根修理業者ならば、迅速かつ柔軟に対応してくれるでしょう。

お住まいの地域で、地域密着型の雨漏り修理業者を探してみることも、良い選択肢の一つです。

 

雨漏りの屋根修理で火災保険が適用可能か確かめてみよう

雨漏りを直すための屋根修理に、火災保険を適用できるかどうか、確かめてみましょう。

火災保険を雨漏りの修理に適用するためには、「自然災害が原因であるか」という点が重要です。

具体的には、「風災」に該当するカテゴリーで、自然災害（たとえば、強風や豪雨）による損害が保険の適用範囲になります。

 

ただし、住宅の老朽化や、人の手による損傷で起こった雨漏りは、ほとんどの場合が保険適用外ですので、注意が必要です。

もし火災保険が適用される場合は、修理費用を大幅に節約できる可能性がありますので、適用可能かどうかの確認をしてみてください。

 

雨漏りを発見したら、被害が広がる前に専門業者へ相談しよう

雨漏りを見つけた際は、早めに修理業者へ相談しましょう。

早期に対応することで、屋根修理にかかる費用や時間を最小限に抑えることが可能です。

雨漏りを放置してしまうと、建物の構造内部が損傷したり、カビやシロアリの誘引原因となったりと、結果的に高額な修理費用が発生する恐れがあります。

 

雨漏り修理は専門的な技術を要するため、自力での修理はおすすめできません。

経験豊富で専門的な知識を持つ業者に依頼することで、住宅を安全に維持することができます。

 

まとめ

屋根の雨漏り修理に必要な費用は、約1万円から200万円の範囲で、具体的な修理内容や範囲によって異なることがわかりました。

放置された雨漏りは木材の腐食を引き起こすなど、状況を悪化させ、結果として修理費が増加します。

修理費用をできる限り安く抑えるためには、雨漏りを発見した直後に業者へ相談し、早期に対処することが重要です。

まずは見積りを取って費用や施工内容を確認し、丁寧で明確な対応をしてくれる屋根修理業者を選びましょう。